3分間の油断 その3
先日、ついにその日が訪れたので、首を洗って・・・・、じゃなかった。首を長~くして待っていた僕は、満を持して乗り込みました。
ことの発端はこちら 3分間の油断
さらなる怒りはこちら 3分間の油断その2
指定された窓口で、担当してくれた警察官に不服申し立ての調書を作成してもらおうとしたところ、
警察官:「武千代さん、裁判になると刑事罰に課せられることもありますが、それでもよろしいですか?」
もう、このひとことだけで、略式裁判にして反則金を納めさせようって魂胆がみえみえです。そこで僕は、
武千代:「はい、結構です。国民の権利として裁判を受ける権利があり、その裁判には弁護人を立てることも許されておりますので、正式な裁判を求めます」
警察官:「ただし裁判になれば、それなりの費用も掛かりますし、労力と時間を考えると得策ではないようにも考えられますが、本当によろしいですか?」
ほらきた。これだよ。そうやって、言いくるめて反則金を警察の国庫に入れようってんだろ。気の弱い人はもちろん、気の強い人だって、自分が被告人にでもされちゃ、いい気するわけないもんなあ。普通の人なら、お金で解決できるんなら、とっとと払っておしまいにしたくなるってものですよ、これは。
武千代:「はい、もちろん結構です。道路交通法に違反したのは私です。悪いのは私なんだから、法律によって裁かれるべきです。裁判官の判決がでれば、たとえ逮捕されようが、死刑判決を受けようが、逃げも隠れも致しません。どうぞご存分に。」
警察官:「・・・・・」
しばらく沈黙してしまう警察官でしたが、
警察官:「わ、わかりました。でもですね、実際のところは検察官の判断によっては不起訴となることがほとんどなんですよ。」
はあ?そんなことはわかってますとも。それを知ってて、そう願い出てるんだもんこっちは。
でもなんでそれを先に言わずに、略式裁判を先に勧めるんじゃい?ますます腹が立ってきたぞ!
武千代:「それなら行政処分はなしということになるんですね?」
へっへっへ。これで作戦は成功したも同然よ。検察官も裁判官もみんな忙しいんだから、駐車禁止ぐらいで、裁判するやつはいやしないよ。
ところが、僕の考えは甘かったのです。
警察官:「いいえ、行政処分は別です。しかも武千代さんの場合は、車両の使用者責任がありますので、不起訴になることで罰金はなしですが、違反金を払わなければなりません」
ガーンw|;゜ロ゜|w
武千代:「そ、そ、そんなんですか?」
警察官:「はい、現在の道交法ではそのようになっております」
武千代:「え、だって、処分不起訴なのに、なぜなんですか?」
@@中略@@
結局、道路交通法改正依頼、駐車禁止のルールが変わり、法の目を潜り抜けられないようになっているとのこと。その反動で不服申し立ても認めてもらえなくなったんだとか。
どうしても納得のいかない処分に、担当の警察官に何べんも質問を繰り返す僕でしたが、そこへ隣の窓口にやってきた人がいました。
彼は33歳で、電気工事業を営んでいると、窓口で言っていたのが聞こえましたが、彼の手には手錠がはめられ、その手錠からロープを腰伝いに巻かれて、そのロープを二人の私服警官らしき人に押さえられています。
ここの窓口には基本的に交通に関することで、訪れるところですから、僕の推理するところだと、運転中に交通事故を起こし、その場で道路交通法違反で逮捕されちゃったのではないかと思われます。おそらく業務上過失傷害か、もしかしたら過失致死まであるかもしれません。
呆然とした表情の彼は、地に足が着かないようで、聞かれた質問に小声でボゾボソと答えるだけでした。
勢い良く国家権力に抗う決意をしてみたものの、理不尽な法律の前に、不服申し立てした甲斐も無く、しぶしぶ窓口をあとにする僕でしたが、人の振り見て我が振り直せ、とはよく言ったもので、彼の姿を見て、自分のことを省みるきっかけができたような気がします。
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